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芸術中毒

2023/03/03 2023/07/02

11:00 ~ 17:30

休館日:毎週木曜日

芸術中毒

砂漠アルキさんは今この瞬間も制作活動に励んでいることと思います。というのも彼は、私たちが呼吸をするのを意識もせずにあたりまえのようにしているように、いつも何かを創り続けているからです。ペン先を軽やかに滑らせていたり、絵の具を叩きつけていたり、古布や廃材で人形を造っていたり。 生きるために呼吸が欠かせないように、彼にとって表現することは、息をするのと同じくらい自然なことであり、生きるための必然的な行為でもあるのです。自宅の一室をアトリエにし、水彩、油、アクリル絵の具など、一般的な画材だけでなく、たわし、デッキブラシ、剣山、醤油、コーヒー、塩、洗剤などなど、身近にあるあらゆるものを用いて、今日もまた作品を産み出し続けています。ピカソはその生涯で14万7,800点の作品を制作したといわれています。砂漠アルキさんはこれまでに約7~8万点の作品を制作して来ました。多作であればいいという訳ではありませんが、近い将来、彼はピカソを追い抜くことでしょう。今回、膨大な数の作品群から、ほんの一部を展示・紹介します。一部とはいえ、おそらく会場の壁面は砂漠アルキさんの作品で埋め 尽くされることでしょう。 生きるために描く彼の生命存在の証としての表現を、是非ご覧ください。

砂漠アルキさんより

いつも内なる子供が自分の中にいるのだけど、常にハラペコではある。石の空に圧死しないのが精一杯で泥の様なものを塗りたぐる遊戯をやめないのだけれど迷惑の粉を散布しているのも事実だし空中を指でなぞって次々に消えていくのもの宿命だとも思うしヒトがヒトである理由とヒトがヒトで無い理由の重力の業にさいなまれて頭を緑色のカラスにつつかれている。
サラリーマンに向いていないのだから何者かになる目的も無く自分は自分になるのは魚が陸を泳ぐ難解さや林檎の中で暮らすような不可思議さがあるしイカロスは墜落する運命にあるし風を食するような無意味な連続の中で世界で73番目の兎が隠し持つ何かその正体を求めて地雷原を歩く様なアグリではあるし生き別れの双子を発見したいと思うのが半身を求めて行う旅だと仮定しつつハンバーガーのピクルスを残すのは怒れる行為かこの年になっても分からないし鳩の動きで数式を解くのが善悪とかの類かモスキートは知りようも無いしドアを開けて三千世界に裸足でかけていくのも正しいし愛がコンビニで売っている豊かな時代に生まれてしまってアドレナリンとドーパミンに抱かれるのも暗器とコーカサスではあるような無いようなとりあえず金庫にバンソウコウをしまったわけだから一安心ではある。これだけは言葉にしたくなかったけど風車は誰の心の中にも回っていて砂の中のかすかな骨が時代を越えてくと思います。

開催概要

場所

にしぴりかの美術館

宮城県黒川郡大和町吉岡館下47

日時

2023/03/03 2023/07/02

開館時間: 11:00 ~ 17:30

休館日:毎週木曜日

アクセス 

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トークイベント

「芸術中毒」開催期間中、トークイベントを開催します。 各回、nisipiricaの仲間とゲストによる心の病と自己表現をテーマに語り合います。 皆さまのお越しをお待ちしております。

  • 5月20日(土)14:00~15:00
    ゲスト:癒し系表現者Kacco
    (こわれ者の祭典 副代表)
  • 6月10日(土)14:00~15:00
    ゲスト:砂漠アルキ&宇野学
    (平川病院<造形教室>スタッフ)

各回14時開演

ギャラリー


新型コロナウイルス感染症への対応につきまして

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  • 周囲に人がいる場合などはマスクをお願い致します。また街の喫茶店店内はマスク着用となります

福祉施設が併設された美術館となりますので、恐れ入りますがご協力のほどお願い致します。

これまでの美術館展


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